2024年も半分が過ぎました。毎年感じますが、時の経つ速さといったら、驚くばかりです。
5月はminneで『zine・リトルプレス特集』に『チネマカフェ・ハナタロにて』を掲載いただく幸運に恵まれ、たくさんの方にご覧いただけました。チネマカフェハナタロのほかにも、これまで作った本をお迎えくださった方がいらして、感想まで頂戴し、感謝するばかりです。思いがけないご褒美でした。ありがとうございました。
さて。
最近は小人のことを空想しています。
というのも、春にミニチュアアート展を見に行き、小さな世界に魅了されてしいまして。
いつか小人の本屋をつくりたいなあと憧れました。
ドールハウスの本を図書館で借りて読み、まるで誰か暮らしているみたいな色々なお家に気持ちが浮き立ち。
本屋の建物や家具はすぐにつくれそうにないですが、本だったら作れます。
まず本から作り始めてみようと思い、うちの猫さんの画像を使って、小人のための猫雑誌を作りました。
作りながら、小人の世界はどんなかなあと想像を広げて掘り下げて。
彼らのことを綴ったおはなしペーパーも書きました。
(このへんのものは、7月に開催される『ネットdeにゃっ展』に出品します。)
暮らしのほうはといいますと。
なかなか、キツキツしてまして、活動範囲の限られている日々ですが、限られたなかでちまちま工夫することへの楽しみを感じ始めてもいます。
世の中のたくさんのものから受ける刺激にちょっと参ってしまうようにもなって、なるべく手の届く範囲のものだけに注意を払うように気をつけようと考えています。
あらゆるとことで、あらゆるひとが、なにかしらを考えて、感じて、思って、行動していることがわかるsnsの刺激の強さったらすごいですね。
身の回りの暮らしの、ささやかなものに目を配り、心を向けて、日々を過ごしたいなと思います。
去年あたりから、暮らしのなかの見えない気配に想像を巡らせることのできるようなおはなしを作りたいなあと考えるようになりました。たぶん、私自身が、そうすることで、やさしく生きられる気がするからだと思います。ひとり、そういう人間がいるということは、ほかにもそういう方はいるんじゃないかなと。
だれもかれも、健やかに日々を過ごせますように。