もろもろいろいろ

先月、4月21日から24日まで、仙台市にあるギャラリーチフリグリをお借りして個展を行いました。
足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございました。
感想のカードを見て、初めて「この方も来てくださっていたんだ」と気づいた方もいて。
元々の記憶力のあやふやさに、マスク効果があいまって、失礼を働いてしまったかと後悔したりしておりました。
うれしかったです。
ありがとうございました。


展示が終わってから、通常モードに戻ろうとしたのですが、なんだか通常がよくわからなくなってしまって、一旦休もうと思っても、休み方がわからなくて、何をしたら気持ちが休まるんだったかと、試行錯誤しながら生活していました。

仕事は普通にできるんですけどね。

自然に触れに行ってみよかと公園など検索したら、心霊スポット情報ばかりヒットして、無事に帰って来られない予感にためらってみたり。
うちでできるところから、休むリハビリをやっていました。
休むリハビリってなんだって感じですが。

時間を惜しんで読んでいなかったマンガに漬け漬けに浸かってみたり、心的ダメージの少なそうな映画を見てみたり、とにかく猫さんにかまってもらったり、なんとなく持ち直したなと思って上向いた矢先に洗濯機が壊れてみたり、過ごしています。

スマホがちょっと怖くなってしまったので、距離を置いて、天気の良い休日は、百閒先生の冥土を鞄に入れて出かけて、日光浴しながら少しだけ読んでいました。
上空に吹く風で雲が動くと、太陽が調節されて本の色味が変わるのがおもしろく。
文字を追っているのか、紙の色が変わるのを見ているのかわかりませんでしたが。


寝しなの本に、最近堀江敏幸さんの『坂を見あげて』を読み終わり。
堀江さんの文章は、読んでいると言うよりも、声を聞いているような気がします。
声を知るよしもないので、不思議です。

そんな感じで、
文章も読めるようになってきたので、復調は進んできたと思います。
五月、風の冷たさも段々に薄らいできました。