「私ハ私ノ、君ハ君ノ、光ヲ探スホカナイノデス。」
というわけで、
表紙へタイトルを貼り、
本の完成にいたりました。
本文108ページ。
全体のサイズは48×125×15mm。
内容は星空文庫へ収納しておりますので、ご参考にどうぞ。
表紙と見返しは紺色。
花布(表紙と本文の間、背中に貼りついている、本の上下に見える細い布のことです)は星色。
夜ノ町の暗い建物を手探りするように、表紙に模様をつくりました。
一冊ずつ模様は違いますが、中身は同じものです。
中身がカタカナと漢字で読みにくさがあるので、目にやさしく淡クリームの本文にしました。
本が縦長なのは、余白は地上、文字が星。
というつもりです。つもり。
ページでできる陰影が町の陰影となるように、
小口(本の断面)を切り落としてなめらかにはせず、
紙を折り重ねた際に生じる段差や、
本文に糸を通す際にひと折ずつ目打ちで開ける時にできる誤差による、本の上下のでこぼこを残しました。
(本の上下のでこぼこは穴を開ける時の狂いなので、
やるひとがやればもっときれいにおさまるのですが)
全体として、もっさりざらり感が出たと思います。
今回つくったものは全部で12冊。
お品物として出品するのは10冊となります。
お値段は、これから計算します。
5月の文学フリマへ出品する予定です。
残ったものは別の手段を考えているところです。
どこかだれかの手に届くといいなあ。
だれか手にしてくれるといいなあ。
心から願っています。